62日目

2020年6月7日。

5時10分。

まだ日も出ておらず、鳥たちも寝ている時間。

暗くひんやりした空気が辺りを包む。

この時間の空気は独特の匂いがする。

湿り気を帯びた草と空の匂いだ。

それを身体中に染み渡るように吸い込むと、私の1日が始まる。

今日は日曜日ということもあり、早朝の住宅街は静まり返っていた。

10分ほどの短い散歩だったが、都合の良いことに誰とも出会うことなく帰宅した。

3月から本格化したコロナ禍のため、今は誰かとすれ違うにも気を使うのだ。

帰宅するとすぐに蟻の様子を確認する。

餌場、つまりは駆除剤の周りに集まっている蟻はいなかった。

駆除剤を置くようになってから知ったのだが、夜間に蟻は活動しない。

しかし、朝になると徐々に数が増え、夕方に活動のピークを迎える。

したがって朝は数が少ないこともあるが、それにしても全くいないとは珍しい。

昨日から私の寝室にも蟻が出没するようになったが、地道に駆除しミント水を撒いたおかげか、今朝は全く姿を見かけなかった。

蟻の姿を見なくなる日も近いかもしれない。




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